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読点の使い方7パターン|例文つき|読点の位置で文章が変わる!

「OK」と書かれた看板 書く

読点の使い方、まちがっていませんか?

読点の使い方は、大きく7パターンに分かれます。


たかが読点、されど読点。

わかりやすい文章を書くために、読点の使い方を例文つきで見ていきましょう!


・読点の使い方が知りたい
・読点の使い方を例文つきで知りたい
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読点の使い方7パターン

「、」という読点は、文章をわかりやすくするために不可欠です。

ただ、正しい位置に挿入しないと、いくらすばらしい内容を書いても「読みにくい!」と台無しになってしまうかも。


読点の使い方は、大きく7パターンに分かれます。

正しく使って、ライティングスキルをどんどん上げていきましょう!


文章が長すぎるとき

読点の使い方の1つめは、文章が長すぎるとき。

ずーっと文字だけが続くと読みにくいので、文章の区切りとして(視覚情報として)読点を使います。

× 手を泥だらけにした子どもが勢いよく水道をひねった

〇 手を泥だらけにした子どもが、勢いよく水道をひねった

「。」しかない文章は、文字だらけで読みにくいですよね。

読点の位置に迷うときは、

  • 長い主語
  • 長い述語
  • 長い目的語

など意味の切れ目に挿入するようにしましょう。

学生時代、
【「私は」の後は「、」をつけましょう】
と教わった方もいると思いますが、主語が短い場合は読点を打たなくても大丈夫です


意味のまとまりを作りたいとき

「、」は、意味のまとまりを示すこともあります。

読点がないと意味が変わってしまうこともあるのでご注意ください。

 【原文】: より多くの商品を知らない人のために、テレビCMで宣伝するのはどうか

・パターン1(商品を知らない人数が多い): より多くの、商品を知らない人のために、テレビCMで宣伝するのはどうか

・パターン2(未知の相手に商品を宣伝する): より多くの商品を、知らない人のためにテレビCMで宣伝するのはどうか

一般的に使われるのはパターン1でしょう。

パターン2はなんだか変な感じですね。


このように、読点には意味のまとまりを表す意味もあるのです。

逆説に変わるとき

長い主語や長い述語などとは関係なく、文章が逆説に変わるときは読点を使いましょう。

× 子育てにはお金がかかるが子どもの将来の可能性を広げるためにも教育費は惜しまない

〇 子育てにはお金がかかるが、子どもの将来の可能性を広げるためにも教育費は惜しまない


ひらがなや漢字が続くとき

ひらがなや漢字が続くときも、読点が活躍します。

× わりといっぱいいっぱいなのでそっとしておいてください

〇 わりといっぱいいっぱいなので、そっとしておいてください

ひらがなばかりだと読みにくいですが、読点があることで文章の区切りができています。

漢字でも例文を見ていきましょう。

× 賛成多数の一方反対意見も根強い

〇 賛成多数の一方、反対意見も根強い

このように、読点があるとかなり読みやすくなるのです。

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前提があるとき

「もし~なら」「もし~だとしても」のような前提があれば、結論との間に読点をつけると読みやすくなります。

× もし生活が多少圧迫されたとしても子どもの将来の可能性を広げるために教育費は惜しまない

〇 もし生活が多少圧迫されたとしても、子どもの将来の可能性を広げるために教育費は惜しまない

例文として「もし」のワードを入れましたが、入れなくても意味は通じます。


なのでWebライティングでは、あまり「もし」は使いません


理由があるとき

一文の中に「理由」と「結論」がある場合、読点を使うとわかりやすくなります。

× 子育てにはお金がかかるので今から少しずつ貯めていきたい

〇 子育てにはお金がかかるので、今から少しずつ貯めていきたい

× 少子化が加速して今では学年が1クラスしかない

〇 少子化が加速して、今では学年が1クラスしかない

一般的に「理由」「結論」だと、「~ので」「~だから」という表現をイメージしがちです。

でも上記のように、必ずしもそのワードが使われるとは限らないのでご注意ください。


ひたすら強調したいとき

過剰に読点のある文章は読みにくいですが、文脈上、強調したいときにあえて読点を多用することがあります。

× いつかまた会いたい。きっときっときっとまたいつか。

〇 いつかまた会いたい。きっと、きっと、きっと、またいつか。

なんだか心に余韻が残りませんか?

書き手の切実な心情も伝わってきます。


しかし注意点として、この読点の使い方は1記事につき1回くらいに留めておきましょう。

あまり頻繁だとしつこい印象になるので、ここぞ!という時に1回だけというのがポイントですよ。


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読点の使い方|注意点2つ

3本のペン

読点は、正しく使えば文章をレベルアップできます。

しかし読点の使い方には注意点もあるのでご注意ください。


一文が短すぎる場合は読点は使わない

一文が短い場合、読点を使う必要はありません。

例えばこんな感じです。

× 今日は、忙しい

〇 今日は忙しい

× 今日の夕飯は、何にしようか

〇 今日の夕飯は何にしようか

読点をつけてはいけない!というわけではないのですが、次の文章の最初のほうに読点が来ると、リズム感が悪くなってしまいます。

短い文章は読点不要と覚えておくとスムーズでしょう。


読点は一文につき2つ以内

読点は、必要以上に使わないことも大切です。

読点が多すぎても、歯切れの悪い印象になってしまうのです。

× 子育てには、お金がかかるが、子どもの将来の可能性を広げるためにも、教育費は惜しまない

〇 子育てにはお金がかかるが、子どもの将来の可能性を広げるためにも教育費は惜しまない

上記の例でわかる通り、読点の使い方によってはリズム感も悪くなるし幼稚な印象にもなります。


数の目安として、1文あたり2つくらいがベストでしょう。

読点が3つ以上になりそうなときは、1文を作り変えて2文にすることをおすすめします。


おわりに

読点の使い方を、それぞれ例文つきでご紹介しました。

読点を上手に使えば、文章がグンとレベルアップします。

すべての記事に活用できるので、着実にマスターしていきましょう!

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